小学1・2年生(低学年)の家庭学習習慣づけには親の関わりが必要!

小学1・2年(低学年)の家庭学習習慣づけには親の関わりが必要!

小学生家庭学習

小学校に入学し、まだ慣れていないことが多い低学年。新しい友達がたくさんできて、毎日遊びまわっているのではないでしょうか。しかし、低学年の時に家庭学習の習慣をつけておくことは子どもの学習能力に大きく影響を与えます。

入学したてのころや、新しい学年が始まって間もないころは、子どものやる気が最も高まっているときです。新たに始まる学校生活や、これから学ぶことへの期待感がふくらみ、新しいことを吸収する意欲にも満ちています。
充実した学校生活のため、この期間を生かさない手はありません。「新しいことを知るのは楽しい!」と子どもが感じ、充実した学校生活をおくれるよう、ほめ、励ましながら、やる気を引き出していきましょう。

低学年は、まだ一人で勉強したり、家庭学習のルールを決めたりするのは難しいもの。家庭学習の習慣をつけるためには、親の関わりが必要です。子どもの気持ちを聞きながら、一緒に学習内容ややり方などを決めましょう。学習机やダイニングテーブルなど、「勉強する場所」を決める、勉強タイムはテレビを消すなど、環境を整えるのも親の役目です。また、「やったね」「できたね」と頑張ったことやよいところをほめると、子どもは素直に喜び、やる気に火がつきます。低学年の家庭学習時間の目安は学年x10分、1年生で10分、2年生で20分ですから、短い時間と割り切って、親はできるだけ子どもの勉強につきあい、頑張りをほめましょう。「腹八分目の勉強」をすることが、継続のポイントです。

そのほか、「早寝早起き」「朝食をしっかりとる」「正しい姿勢で座る」など、基本的な生活習慣を整えることも大切です。規則正しい生活をしていない子どもには、家庭学習の習慣はつきません。家庭学習の習慣をつけるには、まず、規則正しい生活のリズムをつけることが大切です。

先輩ママのアドバイス

■「今日は、どんなことを勉強したの?」と聞くと、「こんな漢字を習ったよ」「繰り下がりの計算が難しかった」まど、授業の様子をいろいろ話してくれます。その話を聞いて、ポピーを開き、おやこで頑張っています。
神奈川県 チョコさん お子さんは5年生と2年生

■体力がない低学年のときは、生活リズムを考えて、勉強タイムを設定することが大切だと思います。うちの娘も体力がないので、夕ご飯の頃にはモウ眠そうな感じに・・・。そこで、宿題とポピーは、夕ご飯前に済ませる約束にしました。
栃木県 K・Yさん お子さんは1年生

先生のアドバイス

低学年は、家庭と学校の連携が特に大切です。家庭で学校からの連絡やお便り、宿題などを親子一緒に確かめる習慣があると、学校側も助かります。連絡帳を見たときには、サインだけでも書いてもらえると、子ども自身も担任の先生も安心です。
東京都・公立 O先生

家庭学習Q&A

家庭学習って
宿題のこと?

家庭学習は、学校で学んだ内容をしっかり定着させたり、学習の習慣を身につけたりするために、家庭で個別に勉強することです。得意な分野をさらに伸ばしたり、苦手なところをフォローしたりするために、各家庭で子供の学びや成長に合わせて行うものです。そのため、授業の復習としてクラス全員に等しく出される宿題とは別に、子ども一人ひとりに合った家庭学習が求められます。

なぜ早く復習をするのが
効果的なのでしょうか?

 

いったん学習したことでも、時間の経過とともにその記憶はうすれていきます。。ですが、復習することによって、覚えたことを忘れにくくすることができるのです。また、習ったことは、時間をおかず、なるべく早く復習するほうが、より忘れにくくなります。復習は、その日のうちにすることがいちばん。ポピーを使って効率的に学習しましょう。

散らかっていることもあるリビングのテーブルが勉強の場。勉強に集中させるにはどうしたらいい?

親の目が行き届くリビングのテーブルで勉強するという家庭も多いようです。しかしテーブルの上に新聞やテレビのリモコン、ゲーム、まんがなど気が散るものがあるようでは、子どもは勉強に集中できません。リビングのテーブルで勉強させるなら、「勉強タイム」の前までに片付けて、静かに勉強できる環境を整えましょう。

共働き家庭です。小学校低学年の子どもには、どのように関わってあげればよいのでしょうか?

まず、子どもに、親が共働きをしている理由を、よく話しましょう。子どもなりに理解してくれれば、自分もがんばらなければと、一生懸命に家庭学習に励んでくれるでしょう。その上で、1日の家庭学習時間を約束し、計画表を一緒に作成します。毎日、次の日に勉強する内容と方法を教えておきますが、宿題のある日は、それを先に片付けさせることが原則です。宿題が済んでから、その日の予定の勉強に入るようにしましょう。
親が帰ってから勉強の成果をいっしょに見て、よくできていたら、「がんばったね」とほめながら、大きな花丸をつけてあげます。間違えたところがあれば、ヒントを出してあげましょう。
休日には、会話をしながら、親といつも心がつながっていると子どもが思えるような感情の交流を大切にしましょう。忙しい平日などは、メッセージカードを使い「○○ちゃん、これはよくできているよ。すごい!」などと具体的にほめて、ノートなどにはりつけておきましょう。

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小学1・2年(低学年)の家庭学習、ココに気をつけたい!

「子どもに魚を1匹与えれば1日持つ。魚の獲り方を教えれば一生持つ」と言われるように「学ぶ力」は「生きる力」を身につける上で必要不可欠です。その「学ぶ力」=「生きる力」を高める家庭学習の習慣づくりには、いくつかの秘訣があります。

勉強

①子どもの学習に関心を持ちましょう

子どものやる気を引き出すには、まず親が子どもの学習に関心を示すことが大切です。子どもの教科書やノートを見て、「今日の算数はどんな勉強をしたの?」と子どもに聞けば、授業の内容や進み具合を把握でき、子どもとのコミュニケーションも図れます。

②家庭学習の習慣をつける

低学年のうちに、毎日決まった時間に勉強する習慣を身につけたいもの。一日の流れや子どもの生活リズムを考えて、「勉強タイム」を設定しましょう。最後に、明日の準備をさせることで、「勉強タイム」の締めくくりにもなります。習い事やお出かけなどで家庭学習ができないときは、時間の空いている日や休日などにまわす工夫をしましょう。
家庭学習では、
①宿題をまず仕上げる
②授業の復習をする
③余力があれば授業の予習をする
という「学習の流れ」を作りましょう。また、どのような日でも、勉強の時間がきたら机に向かわせましょう。親はその見届けをし、「がんばってるね」としっかり認めてあげましょう。「今日は特別だから、家庭学習はなし」という日をつくるとうまくいきません。

③教科書の内容を中心に基礎学習をする

教科書の内容に沿って、音読・漢字・計算ドリルなど基礎学習をすることが大切。その時、文字や数字をていねいに書くことを子どもと約束しましょう。そのことが学習に向かう姿勢に反映するからです。書くこと、読むことに慣れてきたら、日記・読書もおすすめです。

④学習環境を整えましょう

勉強タイムはテレビを消す、おやつを食べない、学習机やテーブルの上にゲームやおもちゃなど気が散るものを出さないなど、学習に集中できる環境を整えましょう。また、教科書やノートをしまう場所を決める、学校からのプリントを親に渡すなど、ルールを決めておくことも大切です。
そして、「これでスッキリ、勉強に集中ね」と共感的にいいましょう。勉強場所は明るくきれいにしましょう。整った環境が子供の気持ちをきりりろ引き締め、学習効果を高めます。
●テレビを消す
●机の上から遊び道具を片づける
●不要な勉強用具も片づける

ただし、小学校低学年の場合、親の姿が見える食卓などのほうが、勉強部屋で一人でするよりも落ち着いて学習できることが多いものです。
子どもにとって机に向かうことは、短時間でもつらいものです。そのつらさを理解し、「よい姿勢でお勉強できて、花丸ね!」などと、つらさを吹き飛ばす声かけをしましょう。

⑤認めて、ほめて、自信をつける

勉強が終わったら、花丸をつけて、「字が丁寧に書けたね」「最後まで計算できたね」とささやかなことでも具体的に頑張ったことを見つけて心からほめましょう。このくり返しが「勉強は、できると楽しい。ほめられるがらもっと勉強したい」という気持ちを育てます。さらに、「よく頑張ったね」「明日の授業の音読が楽しみだね」と励ましの言葉をかけると、子どものやる気がアップし、学習に前向きに取り組めるようになります。

子どもをほめて伸ばす

小学生教材

家庭学習の習慣づくりのカギは、家庭の雰囲気です

子どもに「勉強しなさい」と言っても、「後で」などと言い訳をして、勉強をしたがらないものです。そのため子どものやる気を引き出すような雰囲気をつくり、支えてあげることが大切です。
習慣づくりは、リズムに乗るまでが特に大切です。「お母さんも一緒に勉強しようかな」と子どもと同じように本を読んだり、勉強につきそったりしましょう。

親の考え・態度・行動が環境です

子どもにとって、家庭は安らぎの場であるとともに、学習の場でもあります。そのため、家庭では、ゆったりとしたくつろぎの中にも、ピリッとした学習の雰囲気が必要です。
家庭の雰囲気が、自然に子供の心にしみ込み、その家の子どもらしさを形成していきます。つまり、親の生き方の影響を受けて成長していくのです。「子どもは、親の言うようには育たないが、親のするように育つ」と言われるゆえんです。

ほめることは、お母さんの仕事です

1日の中でほめるのと叱るのとでは、どちらが多いですか。
アンケートをとると、親も子どもも叱る(られる)ことのほうが圧倒的に多いのです。しかし、「やる気になったのは」との質問で、叱られて奮起した子は、ほんのわずかです。
ほめることで、子どもの意欲は育ちます。子どもは、自分の行為を認められて、適度な自己肯定感や有能感を持ち→やる気・学習意欲を高め→成績が向上します。ほめ上手は子育て上手な親の条件で、ほめ続けることは、親の仕事と言ってもいいでしょう。

ほめるところ

わが子のよさが見えれば、よい親=先生となります。

●ほめることがなくても、まず先にほめる
●他人との比較でなく、子どもの様々な面から、相対的に優れたところをほめる
●好きなものに熱中することこそ、よい点とほめる
●内面的な特性(人柄・性格など)もほめる
●結果だけでなく、経過や努力をほめる
●欠点と思われることも」、見方を変えてほめる

子どもの「がんばり」を、心からほめましょう

元来、幼児や小学校低学年は」勉強が大好きで、意欲的に本を読んだり、文字や数を書いたりするものです。その力をさらに伸ばすには、学習が終わったら、まずその「がんばり」をほめ、すぐに成果を見てあげることです。

子どものやる気を高めるほめ方

●心からほめる ●その場でほめる ●具体的にほめる ●物品を与えないでほめる ●励まし、認める
●人と比べないでほめる ●その努力をほめる ●いっしょに喜んでほめる ●変化をつけてほめる

たとえ間違いがあっても✕をつけず、ヒントを与えて考えさせます。そして、すべてできたら、もう一度、しっかり○をつけ、ほめてあげましょう。
このように、できた喜びを実感させ、自分もやればできるのだという気持ちを持たせることが、学習意欲を高める秘訣です。

ほめ言葉をみがきましょう

マンネリは、何においても効果が落ちます。変化をつけたほめ言葉・ほめるときの態度をしっかり学びましょう。

●「~ちゃん、すごいね!」と、お母さんに期待されていることが基本です。
●「二重丸!」「素晴らしい!」「さすがね!」「えらいね!」「よくやったね!」と、多様なほめ言葉を使い分けます。
●「がんばったね」「だんだんできるようになったね」と、努力を認めます。
●「きっと次はできるよ」「大丈夫」と、励まします。
●「私もうれしい」「お母さん、自慢できるわ」と、できたことは、わが事のように喜びます。
●「よくやったね」と、挑戦自体をほめます。
●肩を抱いたり、たたいたりして気持ちを伝えます。

 

小学校1・2年(低学年)は「親子共同学習」の時期です。最も長く子どもと生活を共にする親が子どもの性格を理解し、家庭学習を最大限にサポートしてあげましょう!