教師の通知表所見作成の方法【適切な表現が思い浮かばない時】

教師の通知表所見作成の苦労

教師

教科指導、部活指導、生徒指導に加え、書類作成、会議、保護者対応、テストの作成、採点や進路指導、学校行事の準備など、やるべき業務が数多くある中、学期末、年度末になると、生徒の通知表の所見欄作りに悩まされている先生が多いのではないでしょうか?

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過酷な先生の業務

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その背景として、半端ではない先生の過酷な労働事情があります。小中学校の教師の残業時間」は1か月に約73時間、自宅に持ち帰り、残務をこなす時間が約23時間というデータがあります。

海外との比較

海外との比較でも、経済協力開発機構(OECD)のデータでも、日本の教員の仕事時間が週に約54時間で、参加国の平均時間の約38時間を大幅に超えています。
もちろん、表に出ないサービス残業の時間は推して知るべしといえるでしょう。

 

2学期制から3学期制への移行が加速

十数年前から公立小中学校で導入が進んだ2学期制から昨今3学期制に戻す動きがここ数年で加速してきています。

保護者からの要望

保護者側からも、自分たちが経験してきた3学期制が2学期制に移行したことによる違和感を感じることや、夏休み前に成績表をもらわないと夏休みの目標が立てられない、通知表が年2回だと、長期の休み前に努力目標が立てにくいなど、3学期制に戻す事を望む意見が多かったのも、この動きを進める要因とみられます。

やはり夏休み前の1学期末、冬休み前の2学期末、春休み前の3学期末(年度末)に成績表を受け取るという事が、生徒のとっても保護者にとっても自然な流れであり、長期の休みの期間を充実させ、次のステップに活かせ易いという事が言えるのではないでしょうか。

 

通知表所見の生徒・保護者への影響力

通知表所見の生徒への影響力

学校時代の通知表を一生大事に残し、たまに恩師に書いてもらった通知表の所見欄を見てみる人も多いのではないでしょうか。その所見欄のコメントを見ながら、先生の何気ない一言でも、学校時代から現在までの自らの変遷、未来の自分の姿を思い浮かべる方も多いと思います。
そういった意味からも、通知表の所見作りは先生にとって、生徒一人一人の一生にかかわる重要な仕事であることは間違いありません。

通知表所見の保護者への影響力

生徒の保護者にとりましても、担任の先生の通知表の所見は、普段親の目から離れている学校生活において我が子がどの様な行動をし、どういった評価を受けているかを知ることができ、今後の家庭における子供への教育、学習の目標を立てる上での指標となりますので、学校と家庭との連携を強める大切な要としての役割があるといえるでしょう。

 

通知表所見の表現

通知表の所見欄は、各学期に生徒が努力した事、成長したことを中心に書き、出来なかった事や欠点等の課題は、次学期への期待として、前向きな言い方に表現を変換して作成するのが良いでしょう。

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しかし、適切な表現、うまい伝え方がなかなか思い浮ばない時が多々あります。そういった時、役立つ文例のソフトがあります。

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