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中学生数学家庭学習のポイント【効果が上がる数学勉強法とは?】
数学も復習が大切!
学校の先生の授業を聞いてわかったつもりでいても、完全な理解に至っていない事が多いので、完全に身につけてしまうには、その日のうちに復習する事が重要です。教科書やノートでもう1度要点の解説を読み、教科書の例題を自力で解いてみたり、重要ポイントは確実に頭に入れてしまいましょう。
基本事項を押さえた後は問題練習です。応用力をつけるには、基本的なことを復習した後に、問題集やドリル等の教材で、その単元のいろいろな問題に数多くあたることが重要です。うまく解けないときは、解答を見ずに基本事項を学習しなおし、まず自力で解いてみてください。
どうしてもわからない時は解説・解答を見たり、先生に質問したりして解き方を学習しましょう。自分で根気よくいろんな問題に挑戦していくうちに、基本事項の理解が完全になり、応用力も身についてきます。この習慣が次のステップの大きな飛躍につながります。
数学の先生から見て伸びる生徒は、みな「自分で考えること」を実行している生徒のようです。
数学は予習も大事!
数学は積み重ねの教科です。次に学習するところは、どんな内容が土台になっているかを調べ、その土台になる項目の内容をもう1度確認しておくと、学習効果がぐっと上がります。
下の表は、各学年の数学の項目がどうつながっているかの系統表です。
もちろん中1の内容は小学校からつながっているし、中3の内容は高校へとつながっています。次に学習するところは、どの項目が土台になっているかを調べ、確認しておくと、これが即予習につながります。
例えば、中2で「式と計算」の項目は中1の文字と式が基礎になっていますので、そこを勉強しておくわけです。
後、教科書の新しい内容のところの解説を読み、例題に挑戦してみます。そこで理解できなければ、メモをしておき授業にのぞむと、授業に対する集中度もアップし、学習効果が上がります。
予習の効果
●授業に対する心の準備
●予習の分だけ授業に集中できる
●授業のポイントを聞き逃さない
●分からなかったところを授業で解決できる
定期テスト前の数学勉強法
教科書は、解説⇒例題⇒類題⇒練習問題⇒章のまとめ問題⇒一年の総まとめ問題という流れになっていますが、一通りは解いてみてください。この時、間違ったりすぐにわからなかった箇所にチェックをしておくと、テスト前にはそのチェックの箇所をやればよいので、非常に効率的に学習できます。後は試験範囲のドリルやパソコンソフトの問題に取り組み、いろんな種類の問題をこなしていきましょう。
中学生数学単元別解き方のコツ
公式
公式は、ゴロ合わせや丸暗記でおぼえるだけでは、すぐに忘れてしまうし、応用がきかなくなってしまいます。
大事なのは、その公式の意味を理解すること。「なぜ、この問題にはこの公式を使うのか」という意味をきちんと理解すれば、自然に公式を使いこなすことができるようになります。
公式は、答えを導き出すための便利な道具。考え方のプロセスごと理解できるといいですね。
文章問題
式の計算は得意な方だけど、文章問題は苦手。そういう人は、次の3点を心がけてみましょう。
●問題文を読みながら、解くカギになりそうなポイントにアンダーラインを引いてみましょう。
●図をかいて整理してみましょう。イメージできると、あっさり解けることもあります。
●方程式の文章問題は、どれをxとし、どれをyとすればよいか、落ち着いて考えてみましょう。それができれば半分は解けたようなものです。
図形
図形は、基本的な性質を押さえておくことがとっても大事です。図形をかくことに慣れておくのも重要です。
基本的な性質がわかっていれば、図形そのものに隠されているヒントを見つけ出すことができます。